院内研修 ~みんなで考える認知症~
みんなで考える認知症 事例検討ワークショップを行いました。
認知症患者の心理の複雑さや予想できない行動があるため、認知症の知識を深め、チームとして取り組んでいく大切さを学びました。
事例は、トイレに行きたくないという事例でした。
トイレ誘導のタイミングがずれている。
認知症が進むとトイレの意志を伝えづらく失敗することも多くなってしまいます。
とはいえ、それをさけようと早めに本人の尿意や便意がない状態でトイレに誘導するのは逆効果です。排泄の時間や尿意便意の予兆を記録しておきましょう。
1.トイレの場所がわからない
見当識障害や記憶力低下で場所がわからない場合わかりやすく表示の工夫をしましょう。お手洗い、便所などご本人に通じやすい言葉を探す必要もあります。
2.トイレ介助が恥ずかしい
何歳になっても介助を受ける側は羞恥心はあります。プライバシーを配慮し、リハビリに行く前後についでに立ち寄れる状況をつくるとよい場合があります。
3.トイレが怖い
排泄に失敗した経験があると拒否につながることがあります。
介護者がため息をつくのは言うまでもなく避ける行為です。
失禁対策一つとっても、普通の下着から失禁パンツ、パット、おむつなど様々な種類を患者様にあわせてケアを明るい雰囲気で、プライバシーに配慮してケアを行っていきたいと思います。患者さんに力を注ぐのと同様、病棟スタッフにも意識をむけてチームで支え合いたいと思います。
認知症委員会では、認知症に対して知識をもって対応していきたいと思います。
#1.認知症委員会
#2.院内研修
#3.トイレ介助