鋳造をずっと「いぞう」と読んできた
こんなご時世。
コロナ禍でもできることを…と思い、この1年趣味を模索しておりました。ジグソーパズルを組み立ててみたり(3週間で『バベルの塔』が完成しました)、古文書を読み解くための崩し字を勉強してみたり(本を買って満足しました(反省))、篳篥でも吹けるようにと動画を漁ってみたりしましたが…なかなかに「旅」「城攻め」「観劇」に代わる趣味には至らず…早めの収束を祈るばかりです。
そんな中、呉市内でできることに挑戦してきました!!
「古銭鋳造体験」
はるか昔の漢字検定でも「いぞう」と読んで「×」だった気もする「ちゅうぞう」です。
(ついつい「武市先生~」と岡田以蔵を想ってしまう)
市政だよりに書かれたその文字に心躍らせ、即申し込み、倉橋にて体験してきました。今回鋳造したのは、倉橋島亀ヶ首でも発見された「和同開珎」です。久しぶりに学生時代の資料集を開いて、富本銭と和同開珎について調べなおしました。歴史の勉強はいつまでも楽しいです。
実際は銀や銅で鋳造されたらしいのですが、さすがに体験版は炉の温度の都合上、すずで行いました。
①溶かす
②型に流し込む
③冷ます
④取り出す
⑤切り離す
⑥ひたすら無心で磨く。どこかのテーブルから「全集中」の声が聞こえてくる。
という工程。完成品は持って帰りました。
シリコン型につかないようにする粉の加減や流し込み方で、完成度がかなり左右されるのでそれなりに難しかったですが勉強になりました。楽しかった。
呉市内、まだまだ知らない遺跡や文化財ばかりだったので探訪し甲斐がありそうです。
普通に気兼ねなく城攻めや観劇やライブ参戦ができる日を待ちつつ、わが街を見直してみようと思います。
≪言語聴覚士≫